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パドヴァのとっておき。

北イタリア・ヴェネト州パドヴァより、料理や季節のおいしい情報を中心に、日々のできごとを綴ります。



春の産物を通して思うこと…サンテラズモのカストラウーレ(イタリア好き通信) :: 2020/04/22(Wed)

私の活動業務と興味の先は、地元の生産物とそれに従事する人々に強く惹かれている。現在のような状況で、外出規制がかけられているとはいえ、業務を継続している業種も少なくはない。

個人的に仕事として、または様々な協力先及び情報提供の大切な知人としての農家をヴェネトフリウリにいくつか持っていて、この春の作物の種類が季節替わりをしている時期、通年であれば、時間を見つけては立ち寄っては作業を共にしたりしている。
今年はこんな状況で、非常に残念ながら、私自身は理由なく移動できない立場なため、1シーズンを逃してしまうことになりそうだ。

たまに連絡をとりあっては、お互いの近況を報告しあったりしているが、通常通りに忙しく毎日を過ごしている彼らが眩しくも感じるこの頃。もちろん、従業員を抱えていたり、様々なシーンにおいて真の通常とは言えないのは当然ではあるが。

この時期は、ヴェネトでは各地の産地でアスパラの最盛期。

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そしてヴェネツィアのサンテラズモ島の希少なカルチョフィ。

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イタリア好きのWEBページにて、昨年までに2箇所のアスパラ産地のことをこの季節に投稿したことを思い出し、今年は足を運ぶことも味わうこともできない「カストラウーレ」というカルチョフィのことを書いてみた。

イタリア好き通信「ヴェネツィア、サンテラズモ島の春〜カストラウーレ〜」

自然に逆らうことなく、止まらずに仕事をしている彼らに敬意を向ける意味も含め。

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毎日の食卓 :: 2020/04/11(Sat)

大学で医療分野に属している姉から、学科内の教授から回ってきた、というある論文を受け取った。もちろん、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するもので、内容は、同症の治療と予防に関する臨床栄養学の提言書だ。

今さら、私などが改めて繰り返す必要などないことだが、急激なスピードでハイリスクな症例をあちこちで出している同症。
画期的な治療薬やワクチンなどの予防及び治療の開発に至らずに手をこまねいているうちに、世界中で多くの人が罹患し、そして世界を震撼させている現状がある。

その感染への背景には、罹患前の健康状態によるところも大きく、そして治療中の栄養状態が非常に治癒への関連が高いという。

栄養状態を良好に保つことがウイルスや感染症に対する免疫能をつけ、それが身を守ることにもつながる。また、罹患すると発熱などの炎症反応や呼吸困難などの臓器機能の障害などで、エネルギーやたんぱく質が喪失されることから、治療中の栄養強化が非常に重要なこと。それらを各人の必要栄養量を適正に算出し、症状に応じて適正に摂取していくことで、基本的な身体づくり、いわゆる感染症に対抗し得る身体のベースを構築することが重要なこと。
というような内容。
ものすごい端折り方だが…

栄養成分やら、適正摂取カロリーなどの細かいところはここにも記すことはしないが、とにかく、普段からの健康な身体作りというのは、私たちの口から入る栄養によって基礎ができあがること。食べることの大切さ、というのを改めて考えさせられた内容であった。
…と同時に、遠い昔にこのような内容を学んでいた大学での勉強が改めて蘇ってきたり…(もちろんアップデートがたくさんあるけれど)

自宅待機をイタリア全土が対象となってからかれこれ1ヶ月となる。政令はさらにその期間を延ばし、さらに約1ヶ月先までこの状態が続くこととなった。少しずつ経済を戻していく傾向にはあるが、学校閉鎖が終了するまでは、完全とはいえないだろうし、それはなんだかもうしばらく続くような気がする。

自宅待機が続くので、自ずと食事にかける時間が非常に長い。自分の身近な将来に、少々心配もしつつ、毎日、毎食を「美味しいね」と食卓を囲む娘との時間がゆっくり持てることは幸せなことだ。本当に幸せなことだと思う。

身近な知人が実は感染して集中治療に入った、などという知らせを受けたり、人伝てに誰が彼が…という話も耳にしたりはして、動揺もしたが、幸いなことに重症だった知人も回復して帰宅したという知らせも受けた。

連日、非常に良いお天気の続くこの頃。通常であれば、お天気に最高に恵まれたパスクアを迎えるはずだったのに、今年は少々イレギュラー。

来年のこの時期は、世界はいったいどうなっているんだろう…

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Buona Pasqua.




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イタリア好き Vol.37 VENETO編 :: 2019/04/27(Sat)

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すっかりブログも放置状態ではありましたが…

なんやかやとバタバタしているうちに、あっと言う間に5月。5月1日、イタリア好きのための雑誌《イタリア好き》がヴェネト特集として発刊される。

いい取材をしてるなぁ…と日頃から思っていた同誌。あるご縁があり、少し前からオンライン上ではお世話になっていて、この度ついに本誌の取材としてヴェネトにいらしていただいた。

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食の分野を自分の分野としてから、大学時代を含めるとはや30年!イタリアに腰を据えてからも有難くもその分野から離れることなく、また、自分の興味はさらに強くなる一方。特に自分の住むヴェネトへの愛着はイタリア人以上かもしれない、と自負している。そんななか、少しづつ少しづつ知り合いの幅を広げていくなかで、特に関心の強いのが、土地ならではの農産物。そしてその生産に関わる人々。
農産物が好きなのか、生産者が好きなのか…と自分でもよくわからない。

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イタリア人というイメージから発想されやすい、"いい加減、ルーズ"なんて言葉は勤勉なヴェネト人には通用しない。信念をもって、よりよいものをつくりだそう、と真面目に取り組んでいながら、それでいて力強く明るい彼らに非常に惹かれている。

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車の荷台には、ゴム長靴と作業用エプロン、手袋は常時し、特に仕事のアポのない日には半日でも出かける。行くたびに必ず何かを教えられる。それがなんとも心地よく、いつも初心を忘れずにいるように、という自分なりのやり方だ。

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こうして日頃からお世話になっている彼らを、どんな形で日本に紹介できるのかは、それぞれに違う。それが今回の取材は自分の惚れ込んだ食材やそれに携わる人々にスポットをあてられる絶好のチャンス。話をいただいた段階で、どんなにか嬉しかったことか。

1週間の取材のなか、時間に追われてヴェネトじゅうを走り回り、生産者本人へのインタビューに加え、車を運転しながら自分の知っている情報はできる限り話し続けた。

編集長、ライター、カメラマンという取材陣。なかなかついてくるポイントが面白くて、さすがだなーと思いながら、コーディネイトがうまくいけていたのか不安でもあった(今でも不安)。

取材が終わり、しばらくして送られてきた初校を見て、ほんとに感動。限られた小さなスペースのなかに取材中に聞いたり見たりしたことのなかの、ものすごいいいポイントが詰まっていたから。紙面上に笑顔でいる各生産者の表情と文章を読んでいたら、ほんとに涙が出るくらい嬉しかったから。

古き良きものばかりがいいのではない。土地ならではの個性を守るためには、新しいアイデアや技術はどんどん取り入れてよりよいものを作り出す。伝統を守る、ということは口でいうほど簡単なことじゃない。
全体に共通するスローガンみたいなものだ。

もっとああすれば…という思いは今も拭えないではないが、ほんとに素敵な仕上がりは、取材陣の感性の豊かさからくるものと思う。ほんとにありがとうございました。

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早く実際に手にとってページをめくってみたい!
今まで知っているヴェネトとはまた違うヴェネトが垣間見れるはずです。ぜひ読んでみてください!

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フリウリの情報ページ完成!《トゥット・フリウリ/ TUTTO FRIULI》 :: 2019/02/10(Sun)

ここ数年、とても興味をもって通っている、ヴェネト州の北側、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州。食文化もそこにある空気もなにもかもがこんなに近いヴェネトとはまたまた違う魅力のある州に、ヴェネトと同様に愛着を感じているところ。

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ヴェネツィアが支配した華やかさのあるヴェネト州とはかなり違う雰囲気をもつこの州のまだまだ探求すべきものあり!との思いから、情報ページを作成してみました。

初の試みとしては、オンラインショッピングを開設しています。まずは友人のワイナリーの商品から。欧州クロネコヤマト、イタリア支店のサービスのご協力を得て、ご自宅までお届けできるサービスです。

まずは、同ページに少しでも多くの方が訪問してくださることを願っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の情報ページ
「トゥット・フリウリ TUTTO FRIULI

トゥット・フリウリ TUTTO FRIULI

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パドヴァより2018年 :: 2018/01/01(Mon)

2018年が明けました。明けましておめでとうございます。

パドヴァの街は毎年恒例のイルミネーションが点灯し、毎年ながらしみじみと綺麗だな〜と感慨に浸る時期でもあります。

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旧年中にお世話になりました皆様、新しい出会いやチャンスを与えてくださった皆様、そして、はるばるパドヴァまで足を運んでくださった皆様、そして同ブログを訪ねてきてくださる皆様に、改めて御礼申し上げるとともに、新たな2018年がよき一年でありますこと、心よりお祈り申し上げます。

たまに(かなりしょっちゅう)くじけそうになりますが、私自身も、信じるべき方向に向かうべく…よき年にするのも自分の力、と信じて…。

本年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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パドヴァより 白浜亜紀




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